明治時代までは、日本人の平均寿命は50歳でした。しかもある研究によると、室町時代までは、30歳だったそうです。その後、食生活の改善と生活の安定で、江戸時代には、45歳まで延びました。 そして、第二次世界大戦前までは、寿命はほとんど延びず50歳前後で…。日本人の平均寿命が延び始めたのは、大戦後からです。そして今や、世界一の長寿国です。
これは食糧事情、医療、科学の進歩などによる結果ですが、これに追いつかないのが、歯の寿命です。室町時代までは、歯より命の方が短かく、入れ歯は必要ありませんでした。入れ歯が出現するのは、寿命が延びてきた江戸時代から今みたいに、甘い物もありませんから、虫歯も多くなかった。砂糖自体も生成されておりませんし、女性にはお歯黒という文化があったのも、むし歯を防ぐ効果があったと思われます。でも楊枝ぐらいで歯磨きはほとんどしないから、歯は歯周病で抜けてしまいます。それで入れ歯です。当時の入れ歯はツゲの木から切り出して、出来ていました。徳川家康も、部分入れ歯を入れていた記録が残っています。
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